礼拝カレンダー2024年3月

大斎節をいかがお過ごしでしょうか。今年の復活日は3月31日ですね。
3月は17日に長野伝道区で説教交換が予定されています。
皆さま、ご確認よろしくお願いいたします。

3/6修正・・・3/31愛知聖ルカ教会の聖餐式の時間・司式者を修正いたしました。
2/28修正・・・3/10と3/17の大垣聖ペテロ教会、3/31の飯山復活教会、3/31の新生礼拝堂を修正いたしました。

イースターのご案内

2024年3月30日(土)午後4時 聖土曜日の礼拝
 *司式 司祭 ヨハネ 相原太郎

2024年3月31日(日)午前10時30分 復活日聖餐式(ミサ)
 *司式・説教 司祭 ヨハネ 相原太郎

礼拝はどなたでも自由に参加できます。事前連絡も不要です。

幼子と乳飲み子は賛美を歌う(詩編第8編2節・祈祷書訳)

 稲荷山くるみこども園の子どもたちのページェント(聖誕劇)を見るたびに、クリスマスの物語の不思議さを思います。こども園の休み時間、子どもたちが左右斜めに両手を挙げて進みながら、聖歌91番「荒野の果て」(この園でグローリアと呼ばれています)を歌っている姿を目にします。これは天使たちが現れるときの動きで、羊飼いたちに主イエス誕生を知らせる天使たちはこの聖歌と共に登場するのです。
 その時、ベツレヘムの荒野にいた羊飼いを突然天からの光が照らしました。恐れて地に伏せる羊飼いたちに、天使は言います。(以下、稲荷山くるみこども園ページェント台本より)「こわがることはありません。すばらしいお知らせがあります。今日、ベツレヘムの馬小屋で救い主がお生まれになりました。その方こそみんなが待っている主イエスキリストです。」そして、天使たちは告げます。「いと高きところでは神に栄光があるように、地の上では御心に
かなう人に平和があるように。」
 闇から光へドラマチックに転換するこの場面は、人知れない家畜小屋での出来事がどれほど大きな喜びであるのかが世界に示されたシーンです。子どもたちがこの場面を好んで歌うのは、小さな彼ら彼女らがその喜びをしっかりと受け止めているからなのかもしれません。そして、この天からの賛美を聞いた羊飼いたちが、「さあ、急いで救い主に会いに行こう!」と跳びあがって出発するのが私のお気に入りの場面です。
 この天使たちの賛美に似た言葉が、福音書にもう一度出てきます。それは約30年後、子ろばに乗って都エルサレムへと向かわれるイエス様を見て、人々は「天には平和。いと高きところに栄光」と声高らかに神を賛美しました。しかしこの賛美の声を聞いたファリサイ人たちは反発します。主はエルサレムに近づき、都が見えたとき、平和への道をわきまえない都のために泣かれました(ルカ19章41―42節)。主を受け入れない祭司長たちは、神殿で主を賛美する子どもたちにも腹を立てました。イエス様は彼らに、「『幼子と乳飲み子の口に、あなたは賛美の歌を整えられた』とあるのを、あなたがたはまだ読んだことがないのか。」と言われます(マタイ21章16節)。
 イエス様が引用された詩編8編2節は、私に聖歌を教えてくださった桜井房江先生から聞いたみ言葉です。幼い頃、先生のピアノに合わせて小さなクリスマス・キャロルの本を開いて歌った喜びは、今も鮮やかに私の中にあります。そして今、ページェントで白い天使の衣を着た子どもたちが声を合わせて歌うのを聴き、天使役だけでなく子どもたち皆が、神様の喜びの便りを伝えるみ使いのように思えています。賛美とは神様からの賜物であり、神様が幼子に授けられる賛美は、儚いものでなく、地上における闇、まやかしに対抗する天からの砦であるのかもしれません。この声を無視しようとするかたくなな人間たちに、主は今この時も涙を流しておられるのではないでしょうか。新しい年、子どもたちと一緒に主イエスに出会う旅に出発したいと願います。


司祭 マリア 大和玲子
(長野聖救主教会牧師)

祈りをあわせて

 1月1日(月)の16時過ぎ、能登半島を中心とする大地震が発生し、多数の方々が犠牲となり、日常の生活を奪われました。新潟伝道区内の諸教会、信徒のみなさんには幸いにも大きな被害の報告はありませんでしたが、それでも本当に怖い思いをされたことと思います。昨年から、中部教区の高田降臨教会は京都教区北陸伝道区の松山健作司祭、柳原健之司祭にご協力をいただいており、北陸のみなさんとは親しいつながりを与えられています。
 中部教区では、とりわけ能登半島で困難な状況にある人々を覚えて特別な代祷を作り、教区内の全教会で祈りをあわせました。
 「いつくしみ深い神よ、1月1日の能登半島地震により、世を去った人びとを、あなたのみ手のうちに抱いてください。愛する者を失い、悲しむ人びとに、あなたの慰めといやしがありますように。
 いまこの地震の被害を受け、生きることの困難さに直面している人びとと共に祈ります。住まいを失った人、生活に必要なものを得られない状況にある人、病やけがを負った人、心身の不調を感じている人、弱い立場に置かれている人を、主が守り支えてくださいますように。救援のために働いている人を力づけ、必要な支えが届けられますように。わたしたちが心を合わせ、隣人としてのあゆみを起こしていくことができますように。
 これらの祈りを、悩み苦しむ者の助け主、いのちの糧である、み子イエス・キリストのみ名によってお願いいたします。アーメン」
 この祈りを主教会にご紹介したところ、多くの教区で用いてくださいました。また、英語版の祈りは、アングリカン・コミュニオンはじめ、アジアの諸聖公会でもおささげくださいました。すぐにかけつけることが難しい時にも、私たちは何よりもまず共に祈ることができるのだということを、あらためて確認した時でもありました。

中部教区ポータルサイト更新通知メールのお知らせ

中部教区デジタル部は、2023年11月23日より、スマホひとつで、簡単に教区報「ともしび」のバックナンバーを読んだり、中部教区に関連する動画を視聴したり、管区のニュースレターを見たりすることができる中部教区ポータルサイトを開設しました。
http://chubunskk.3rin.net/
(ポータルサイトは中部教区の信徒向けですのでパスワードをかけています。パスワードは各教会の牧師にお尋ねください。)

ポータルサイト開設後、随時情報を追加していますが、新しい情報が掲載されたかどうかは、自分からログインして見に行かなければなりませんでした。そこで、デジタル部では、ポータルサイトの更新情報をメールでお届けするサービスを開始することにしました。

更新情報は中部教区センターよりメールでお送りします。ご希望の方は、こちらより登録をお願い致します。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSc_dmG4LiCBn6JgQaFt62iLwrrYR3cY8VDPgofy236x7sbIwA/viewform
*メールが届くのは月に1回程度になると思います。
*メーリングリストを使って一斉送信しますが、同リストは、教区センターだけが投稿できるように設定してあり、登録したメールアドレスは、他の人には公開されません。
*中部教区の関係者以外の方は登録できません。

この更新通知メールを通して、ポータルサイトをご活用いただければと思います。

ポータルサイトは、皆様が使いやすいように随時更新して改善しています。ご要望などがありましたらデジタル部(連絡先:中部教区センター)までご連絡ください。どうぞよろしくお願いいたします。

2024年1月1日能登半島地震のための祈り

いつくしみ深い神よ、1月1日の能登半島地震により、世を去った人びとを、あなたのみ手のうちに抱いてください。愛する者を失い、悲しむ人びとに、あなたの慰めといやしがありますように。

いまこの地震の被害を受け、生きることの困難さに直面している人びとと共に祈ります。住まいを失った人、生活に必要なものを得られない状況にある人、病やけがを負った人、心身の不調を感じている人、弱い立場に置かれている人を、主が守り支えてくださいますように。救援のために働いている人を力づけ、必要な支えが届けられますように。わたしたちが心を合わせ、隣人(となりびと)としてのあゆみを起こしていくことができますように。

これらの祈りを、悩み苦しむ者の助け主(ぬし)、いのちの糧(かて)である、み子イエス・キリストのみ名によってお願いいたします。

アーメン

日本聖公会中部教区
主教 アシジのフランシス 西原廉太

Prayer for the Noto Peninsula Earthquake of January 1, 2024

Most merciful God, we humbly ask you to embrace those who have departed this world due to the Noto Peninsula Earthquake of January 1, 2024. Your comfort and healing be upon those who mourn the loss of their loved ones.

We pray with those who have been affected by the earthquake and are facing difficulties in their lives. May the Lord protect and sustain those who have lost their homes, those who lack the necessities of life, those who are sick or injured, those who suffer physical and mental discomfort, and those who are in a vulnerable condition. Grant that those who are working to provide relief may be strengthened and that the necessary support may be provided to those who need it. May we all join our hearts and begin to walk as neighbors.

We ask this in the name of Jesus Christ, your Son, the Savior of the afflicted and the Bread of Life. Amen.

礼拝カレンダー2024年1月

2023年も残すところあとわずかになりました。
2024年1月の礼拝カレンダーが完成しましたので、お知らせいたします。

皆さまどうぞ良い年末年始をお過ごしください。

1/16修正…1/28の大垣の開始時刻を15:00に修正しました。
12/28修正…1/7の愛知聖ルカ、豊田聖ペテロ聖パウロ、1/14の豊田聖ペテロ聖パウロ、1/28の豊田聖ペテロ聖パウロを修正しました。