2019年7月3日(水)〜11日(木)9時~21時(3日は12時から・11日は15時まで)、ぎふメディアコスモスにて開催されます岐阜市主催の「子どもたちに伝える平和のための資料展」におきまして、岐阜空襲に関係して岐阜聖パウロ教会の史料が展示されます。
7月2日(火)付の岐阜新聞の1面及び社会面に掲載されました建物疎開のための「譲渡令書」(複写)も展示されています。どうぞお立ち寄りください。
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〝北海道教区と中部教区〟
去る5月16日(木)から18日(土)、北海道教区の教役者会と教区成立145周年記念の教区礼拝に参加させていただきました。教役者会では講話を、教区礼拝では説教をさせていただきましたが、北海道教区の空気を肌で感じることもでき、また、中部教区のことも少し報告させていただきました。他教区のことはなかなか分からないことが多いのですが、小さくてもこのような交流を通してお互いをより良く理解することができるのではないかと感じました。
実は、北海道教区と中部教区とはお互いに初期の宣教段階では関わりがあります。中部教区の宣教は1875年(明治8)、英国聖公会宣教師のP.K.ファイソン司祭によって新潟で始められましたが、ファイソン司祭は後に北海道教区初代の主教になっておられます。ですから、ファイソン司祭(主教)の働きを通して中部教区と北海道教区とはつながっているとも言えるのです。
ファイソン司祭は新潟で7年間宣教されましたが、その間、10名ほどの受洗者があったと「教区のあゆみ」には記されています。その内のお一人が後に中部でも働かれた牧岡鐵彌司祭で、もうお一人が芥川清五郎師です。芥川師は後に北海道教区で伝道師になり、バチェラー司祭のもとでアイヌ伝道にも従事された方です。そんなつながりも北海道教区と中部教区にはあるのです。(芥川先生のお孫さんたちにもお会いできました。)貴重な経験に感謝でした。
7月10日(水)には教区逝去教役者記念聖餐式が行われますが、当日は丁度、森紀旦主教様の逝去1周年に当たっています。敦子夫人と主教様の妹さん、弟さんも出席される予定になっています。主教様の葬儀は東京で行われましたので、当日は教区としての逝去記念式の意味も含まれます。皆様のご出席をお願いいたします。
主教 ペテロ 渋澤一郎
夏のマドリガルコンサート 軽井沢ショー記念礼拝堂
〝塗油のすすめ〟
去る4月18日・聖木曜日、聖油聖別の聖餐式が行われました。聖油は祈祷書の「病人訪問の式」の「塗油」で使用されます。祈祷書には、「教会はその初めから病人に塗油し、その体と魂の回復を祈ってきた」とありますが、新約聖書のヤコブの手紙の「あなたがたの中で病気の人は、教会の長老を招いて、主の名によってオリーブ油を塗り、祈ってもらいなさい。信仰に基づく祈りは病人を救い、主がその人を起き上がらせてくださいます。その人が罪を犯したのであれば、主が赦してくださいます」から来ています。また、福音書にも使徒たちが油を塗って病人を癒したこと書かれていますので、塗油はイエス様の大事な業の一つなのです。
塗油は病気の人の体と心の癒しを目的としていますが、多くの場合、病気がかなり重篤になってから用いられることが多いようです。塗油は決して終わりに用いるものではなく—もちろん、その場合にも使われますが—体と魂(心)の回復を祈るものですから、どんな病気に用いてもいいのです。風邪をひいて熱がある、というような時でもいいのではないでしょうか。塗油は決して魔術ではありません。主イエス様の名によって祈ることが大事なのです。その祈りと共にイエス様がいてくださり、病気の人が身体的にも精神的にも元気になるように—起き上がることができるように—力を与えてくださるのです。聖油が大いに用いられますように。
4月6日、退職されて大阪にお住まいであった村岡明司祭が91歳で逝去されました。村岡司祭は1986年、大阪教区から中部教区に移籍され、主に上田、軽井沢で宣教・牧会に従事されました。今日の軽井沢ショー記念礼拝堂の基礎も築かれました。村岡司祭の魂の平安をお祈りいたします。
お知らせ/Notice
+主のご復活をお喜び申し上げます。
大型連休中の問い合わせ窓口についてお知らせいたします。
・中部教区センター
4月27日(土)~5月6日(月) 予約・会議を除き休館。
留守電、メールでお問い合わせいただいた件は、5月7日(火)以降に対応いたしますので、ご了承ください。
・中部教区各教会への連絡
電 話・・・各教会へ直接お問い合わせください。
※可児聖三一教会の電話は中部教区センターへとつながりますので、5月7日(火)以降にお願いいたします。
メール・・・ホームページ経由のお問い合わせについては、一旦教区センターへ送られます。転送が遅くなる場合がありますので、お急ぎの方は、各教会へ直接お電話をお願いいたします。
主に在りて
中部教区センター
Notice
Happy Easter
Chubu Diocesan Center
Please note that we will be closed during Golden Week from Saturday, April 27 to Monday, May 6. Inquiries by phone or email during the above dates will be replied after Tuesday, May 7.
Churches of the Diocese of Chubu
Please contact each church directly for inquiries.
※ The telephone number to Kani Holy Trinity Church on our website is directed to Chubu Diocesan Center, therefore, phone messages will be replied after May 7.
※ Email · · · Any inquiries through our website is directed to Chubu Diocesan Center. There may be delays in email forwarding. Please call each church directly when replies are needed immediately.
in Christ
Chubu Diocesan Center
第3回軽井沢ショー記念礼拝堂「チャペルコンサート」
2019年5月26日(日)、礼拝後の11:30ごろよりチャペルコンサートを行います。ぜひお越しください。
〝いる〟ということ
2月の終わりに、神学校で2年先輩だった他教区のある司祭が逝去されました。都合がつき、通夜の祈りに参列することができました。その司祭とは神学校で1年間だけ一緒で、あとは教区が違いましたので、なかなか顔を合わせる機会はありませんでした。特別親しいという関係ではありませんでしたが、それでも時たま顔を合わせるとごく自然に安否を問うことが出来る、そんな近さを感じさせる方でした。1年間だけの神学校生活でしたが、同じ空間で生活を共にしたという経験がそのような近さを感じさせてくれたのでしょう。
先日、管理教会に礼拝に行った折、ある高齢の方から、自分は最近耳が悪くなり、説教も聞こえにくいので礼拝に出ていいものかどうか迷っている、どう思うかと尋ねられました。わたしは、耳が聞こえず説教も聞きづらいということは不自由さを感じるだろうが、礼拝に出ているということは、神様やイエス様と一緒にいるということだから、是非出席し続けてくださいとお願いしました(ちなみに、その方は補聴器のことも考えておられます)。
イエス様は、「わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたと共にいる」(マタイ28章20節)と約束され、旧約聖書においても神様は、「わたしは『ある』 (新しい聖書協会共同訳では『いる』)という者だ」(出エジプト3章14節)と言っておられます。父なる神様もイエス様も、そして、もちろん聖霊なる神様も間違いなく「おられ」、しかも、わたしたちと共におられるのです。
教会は、そしてそこで行われる礼拝は神様がおられる空間であり、そこにわたしたちが〝いる〟ということが、神様やイエス様に出会うことができ、聖霊の力をいただくことができる一番の近道なのです。