悲喜こもごもの月

 5月は悲喜こもごもの月でした。5月1日には教区と協働関係にあるフィリピン聖公会北中央教区の新しい主教さんの按手・就任式に行ってきました。新しく主教に就任されたのはネストール・ポルティック司祭で、第3代目の教区主教になります。前任者のジョエル・パチャオ主教は20年以上にわたって教区主教を務められましたので北中央教区の方々も久しぶりの主教按手式ということで多少の戸惑いもあったようですが、それ以上に感激もひとしおだったようです。

 ポルティック主教は、〝主教になったとは言え自分はまだまだ勉強中の身である〟と謙虚な姿勢をお持ちで、大変初々しい感じがしました。日本にも来たいと希望しておられますので、いずれおいでいただき可児の教会など訪問・激励していただければと願っています。

 実は、フィリピンに行っている間も、その少し前からかなり容体が悪くなっておられた相澤晃司祭のことが気にかかっていました。フィリピンから帰って十日後の5月11日に逝去されました。相澤司祭とは四十数年にわたり同労者として働かせていただき、わたしが主教になってからも礼拝にご協力いただいたり、色々とアドバイスをいただいたりしていただけに残念です。魂の平安を心よりお祈りいたします。

 5月20日には長野聖救主教会聖堂聖別120周年記念の聖餐式が献げられました。礼拝を献げながら120年前の聖堂聖別式に思いを馳せました。日本でも屈指の門前町にまだまだキリスト教への偏見が強い明治の時代に聖堂を建築するというウォーラー司祭のチャレンジ精神に大いに学ぶべきであるとの感を強くしました。また、高名な鍵盤楽器奏者である武久源造さんの伴奏で聖餐式が献げられたことも感謝でした。