「200年に向かって」

去る10月8日の教区成立100周年記念感謝礼拝をたくさんの皆様と共にお捧げすることができまして本当に感謝でした。ヒルツ大主教の説教も大変力強いもので、わたしたち中部教区を大いに励まし、力づけてくださいました。改めて感謝いたします。次号のともしびに説教が掲載されることと思いますが、礼拝に参加できなかった皆様にも是非読んでいただきたいと思います。

わたしたちは幸運です。なぜならば100年に一度の礼拝をお捧げすることができたからです。”何だ、そんなことか”と思われるかもしれませんが、100年目に当たるこの年に信仰者として生かされているということは大変意味のあることです。たまたまそうなのではなく、そこに神様のご意思があると受けとめなければなりません。

わたしたちはなぜ丁度この100年目にここにいるのでしょうか。それはわたしたちがこの中部教区を次の100年に向けて整えて送っていく使命を神様からいただいているからだとわたしは考えます。わたしたちの先輩の信仰者たちが過去100年の中部教区を作ってくださいました。今度はわたしたちが次の100年を作り上げるのです。その基盤を作るのです。それが100年と200年の間に立っているわたしたちの務めなのです。

イエス様は「収穫は多いが、働き手が少ない」と言われます。教役者だけが働き手ではありません。わたしたち一人ひとりが働き手であり、宣教の担い手なのです。もっともっとそのことを自覚して101年目のスタートを切りましょう。

200周年の時、100周年の時あの人たちががんばったから今の中部教区があるのだと言ってもらえたらどんなにかすばらしいことでしょう。