中部教区のみなさま
5月31日に中部教区の各教会へ「新型コロナウイルス感染症の対応について3」と「礼拝再開に関するガイドライン」のお知らせをお送りいたしました。ガイドラインにありますように、原則として感染防止要件を全項目確保できない場合は礼拝を再開することはできません。教会委員会等で教役者と信徒の協議を踏まえ各教会で再開の準備を進めてください。
[以下「新型コロナウイルス感染症の対応について3」を全文掲載]
新型コロナウイルス感染症への対応について3
~礼拝再開へ向けて~
中部教区の皆さま
2020年5月31日
日本聖公会中部教区
管理主教 イグナシオ 入江 修
常置委員会
✛主の平和がありますように。
新型コロナウイルス(COVID-19)の感染状況は徐々に変わりつつあり、中部教区にある4県の緊急事態宣言も5月14日(木)に解除されました。しかし、現状としては以前の生活に戻れるということではなく、今一度感染が拡がらないように気を引き締める時期でもあります。そこで、礼拝再開へ向けて、引き続き感染予防と他人に絶対感染させない努力が必要となります。
つきましては、感染者数や公共交通機関の利用等の地域差も考慮し、以下のように教区方針を改めることといたします。皆さまには、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
1.6月1日以降の主日及び週日の礼拝の再開時期については、各教会において決定する。
ただし、再開にあたっては、原則として別添の5月31日付 『礼拝再開に関するガイドライン』 に示された、感染防止要件の全項目が確保できることが再開の条件となります。
礼拝再開の可否の検討にあたっては、各教会において教役者、信徒で協議の上、合意が十分に得られない場合には、無理をせず再開に向けて話し合いを続けてください。その際、近隣の教会と歩調を合わせることをお勧めします。また、礼拝休止を継続している他教区(東京教区等)エリアに在住する教役者の中部教区内教会での礼拝奉仕については、当面の間、引き続き見合わせます。尚、感染拡大が再発した場合は、再度礼拝休止の判断をすることがあります。
2.会議、集会、行事等については、段階を踏んで再開する。
一気にすべてを再開せず、3密(密閉・密集・密接)の回避、マスクの着用、手指消毒の徹底等を心掛け、徐々に再開してください。当面は、飲食を伴う愛餐会等は控え、可能であればWebやメールを用いての開催もご検討ください。
3.教区の礼拝、会議、集会、行事等についても、同様とする。
新型コロナウイルス感染症が一日も早く終息しますように。また、感染された方々、医療従事者をはじめ、厳しい環境の中で懸命に働いておられる方々、困難と困惑のうちにある方々の上に、ご復活の主の癒しと慰め、祝福と励ましが豊かにありますように。そして、尊い命を失われた方々が神さまのみ許で安らかに憩うことができますように、心よりお祈りいたします。
在主
[以下「礼拝再開に関するガイドライン」を全文掲載]
『礼拝再開に関するガイドライン』
2020年5月31日
中部教区常置委員会
以下の各項目は、中部教区にある各教会において、礼拝を再開するための最優先事項です。原則として、感染防止要件である全項目が確保できない場合は、礼拝を再開することはできません。各教会において、教役者、信徒で協議の上、合意が十分に得られない場合には、無理をせず、段階を踏んで再開に向けて話し合いを続けてください。
- 礼拝出席者は必ずマスクを着用し、入口で手指消毒を徹底してください。
- 発熱又は感冒様症状(かぜの症状)がある方の出席は、自粛するよう周知ください。
尚、ご家族に同様の症状がある場合も出席を控えてください。教役者に症状がある場合は、「み言葉の礼拝」など信徒による礼拝をお献げください。 - 礼拝堂内は十分な換気を行ってください。30分に一度は窓を開けるなどして、空気を入れ替えるよう努めてください。
- 会衆席は一列おきに着席するなど、前後左右2メートル程度の距離が保てるよう工夫してください。ただし、同居のご家族は隣り合って座っていただいても構いません。出席者が多く、座席の確保が難しいと予想されるときは、礼拝回数を増やすなどの対応をお願いします。
- 礼拝時間は短縮を心掛け、聖歌を歌う場合は2曲程度にとどめ、発声も抑えるようにしてください。
- 教会備え付けの祈祷書、聖歌集などの使用は極力控え、自身のものを持参して礼拝に臨んでください。
- 平和の挨拶は、握手や抱擁などの接触行為は行わず、会釈にとどめてください。
- 献金は礼拝中には集めず、礼拝堂入口などに献金箱(袋)を用意し、礼拝前にお献げください。
- 陪餐は、司式者以外は当面一種(パンのみ)の陪餐を原則としてください。
尚、病気などにより固形物がとれない方への対応は、状況に応じてご判断ください。 - 礼拝終了後は、必要最低限の報告、会話にとどめ、速やかに解散してください。
<礼拝奉仕者の皆さまへのお願い>
- 聖具類は洗浄、消毒を徹底し、清浄なものを用いてください。
- 準備、礼拝中、片付けの際に聖具類に触れるときは、必ず前後に手指の消毒をしてください。
- 礼拝中は必ずマスクを着用してください。ただし、司式者は聖具類、他の奉仕者との間に十分な距離を確保できれば着用しなくても構いません。
- 聖書朗読者及び説教者は、参列者との間に十分な距離を確保できれば、その間マスクを外しても構いません。
- 祭服はその都度自宅へ持ち帰り、ベストリーに備え置かないよう心掛けてください。
<その他、ご留意いただきたいこと>
- 会計担当者は、会計処理の前後に手指の消毒をしてください。
- 礼拝後、使用した会衆席や礼拝用書などは、速やかに消毒してください。
- 台所やトイレなどには共用で使用するタオルは置かず、各自タオルを持参するか、使い捨てのペーパータオルを設置してください。(ハンドドライヤーも使用しないでください。)
- 複数の人の手が触れる場所を適宜消毒してください。(例:テーブル、椅子の背もたれ、ドアノブ、蛇口、手すり、エレベーターのボタン、電話など)
- 清掃・消毒は、市販されている界面活性剤含有の洗浄剤や漂白剤を用いて行ってください。通常の清掃後に、不特定多数の人が触れる環境表面を清拭消毒することが重要です。手が触れることの少ない床や壁は通常の清掃で構いません。
以下は特にご留意いただきたい点です。- トイレ:便器内は通常の清掃で構いませんが、不特定多数の人が接触する部位は清拭消毒を行ってください。また、使用後は蓋を閉めてから汚物を流すように表示してください。
- ゴミ:原則としてゴミは各自が持ち帰るよう心掛けてください。特に、鼻水や唾液などが付いたゴミは、ビニール袋に入れて密閉してください。また、ゴミを回収する人は必ずマスクや手袋を着用し、外した後は石鹸と流水で手洗い、消毒を徹底してください。
以上
PDFファイル:
新型コロナウイルス対応について3.pdf(251KB)
礼拝再開に関するガイドライン.pdf(191KB)
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