8月5日~9日、広島平和礼拝、長崎原爆記念礼拝に参加してきました。5日は広島復活教会で被爆証言を聞き、グループで分かち合いをし、その後、平和公園内の原爆供養塔前でのカトリック教会との合同の祈り。引き続き、カトリック世界平和記念聖堂まで平和行進をし、記念聖堂において「平和のための祈りの集い」が開かれました。カトリック、聖公会に加えて世界教会協議会(WCC)の巡礼団も参加しての祈りでした。チベット僧の声明もありユニークな礼拝でした。
6日は午前8時から広島復活教会で平和祈念礼拝。8時15分の原爆投下時刻には犠牲者の方々に思いを馳せ、しばし黙祷を捧げました。〝もし今この時が70年前の8月6日だとしたら〟…そんな思いがよぎりました。
9日は長崎聖三一教会での原爆記念礼拝でした。11時2分の原爆投下時刻には窓が開けられ外の音を聞きながらしばらく黙祷。長崎港に停泊中の船から鳴らされた汽笛が印象的でした。
二つの礼拝に参加し、改めて原爆の悲惨さ、そして、平和の大切さを痛感させられました。長崎では被爆者の方が体調不良のため礼拝に来ることができず証言を聴くことができませんでしたが、70年の時の長さを感じさせます。しかし、70年経っても原爆被害の傷跡は癒えませんし、消えません。福島の現状も併せて考えますと「核」はやはり恐ろしいものであり、この地上に必要ないものなのです。
韓国の主教さんたちもこれらの礼拝に参加されました。韓国の方々は先の戦争について、また原爆について、おそらくわたしたち日本人とは異なった思いがあることでしょう。しかし、原爆被害者のため、平和のために共に祈りを捧げてくださったことは大変感謝でした。